避けよう無自覚・無関心
あなたはどれだけエイズのことを知っていますか?

 「人類史上例をみない問題」と呼ばれているエイズ。異性間の性的接触による日本の感染者は女性は20代、男性は20代から40代に集中しています。
 このように、働き盛りの掛け替えのない世代の人々が、エイズウィルス(HIV)に感染するということは、本人はもちろんのこと、社会にとっても家庭にとっても、大変なことです。
 感染したお母さんから、新生児が感染して生まれてくることもあります。
 生まれてくる掛け替えのない大切な生命、その小さな生命のためにも、私たちはエイズについて、正しく理解を深める必要があります。
 幸い、エイズは感染経路や予防方法が既に分かっています。私たちの行動によって、エイズを予防しエイズと共生することが出来るのです。
 どうぞ、あなたとあなたの家族を守るためにお役立て下さい。

エイズとは…

エイズって、どんな病気?

エイズ(AIDS)後天性免疫不全症候群とは、
Acquired ImmunoDeficiency Syndrome の頭文字をとったもの。

Acquired(後天性):遺伝ではない
Immuno(免疫):体を病気から守る抵抗力
Deficiency(不全):働きが低下している
Syndrome(症候群):いろいろな症状の集まり

遺伝ではない原因によって、
私たちの体に備わっている病気に対する抵抗力が低下して
発症する様々な症状の集合体のことです。

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus の頭文字をとったもの。
ヒト免疫不全ウィルス、つまりエイズウィルスの略称で、
1983年に発見された、エイズの原因となる病原体のことです。

HIVは、感染後に人の体内で増殖を続け、
免疫機能の中心的な役割を担っているヘルパーTリンパ球(CD4)
という白血球を次々と破壊してしまいます。

HIVウィルス

健康時には病気にならないような弱い病原体でも
HIVに感染していると免疫力が低下しているので
病気になってしまうのです。